第13回講演会の様子
第13回講演会の様子
第13回 川の自然と文化講演会
「安曇野におけるホタルの生息状況と保全のための取組について」
2018年11月17日(土)13:30~15:30
豊科交流学習センター きぼう 多目的ホール
主催:NPO川の自然と文化研究所
後援:安曇野市、安曇野市教育委員会、信州大学、市民タイムス
当会では、今年度、かつては安曇野市に広く見られた身近な生きものであるホタルに注目し、生息地の把握や保全団体の活動状況についての情報収集にあたってきました。
7月には、ホタルの保全団体に集まっていただき意見交換会を開催したほか、明科せせらぎや豊科鳥羽にてホタルの観察会、安曇野環境フェアではホタルの生息情報の収集などを行って来ました。
それらの情報を市民の皆様にお伝えする場として、豊科交流学習センターきぼう にて講演会を開催しました。
講演会には、ホタルの保全活動に興味のある40名ほどの方に集まっていただき、ホタルの生息状況や保全の取組をどうしていけばよいのか等について、貴重な情報交換ができる場となりました。
はじめに当会より、安曇野市に生息するホタルの紹介や今年集まった生息状況、保全活動の概要を紹介しました。
その後、保全活動の紹介として、「堀金田尻地区」、「堀金岩原地区」、「明科宮中地区」にて活動している3団体より、これまでの保全活動の様子や悩みなどをお話いただきました。
最後に、長年、ホタルの保全活動に取り組まれている信州大学名誉教授の藤山静雄先生より、松本周辺におけるホタルの生息状況や保全活動を事例として紹介いただきながら、ホタルの保全の考え方や取組のポイントについてお話いただきました。
ホタルの保全を行う際には、はじめに観光を目的とするのか、地域住民が身近な自然に触れあう場として活動するのかの設定が重要であることや、ホタルだけを育てるのではなく、ホタルも住める環境を整備する考えた方が大事であることなど、貴重なお話が聞けました。
今回の講演会の内容については、当会の研究集録としてとりまとめる予定です。
スポンサーサイト
0コメントを読む